公開日: 2025年07月31日

長崎―閃光の影で―

原爆投下直後の長崎を舞台に、被爆者救護にあたった若き看護学生の少女たちの青春を描く。「閃光の影で―原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記―」(日本赤十字社長崎県支部)を原案に、監督・共同脚本を務めるのは、自身も長崎出身の被爆三世である松本准平。長崎原爆投下の前日を描いた黒木和雄監督「TOMORROW 明日」(1988年)を手がけた鍋島壽夫がプロデュースを務める。主人公の看護学生、スミ、アツ子、ミサヲの3人は、いずれも本作が映画初主演となる菊池日菜子、小野花梨、川床明日香が演じている。

1945年、長崎。看護学生の田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲの3人は、空襲による休校を機に帰郷し、家族や友人との平穏な時間を過ごしていた。しかし、8月9日午前11時2分、原子爆弾が投下され、その日常は一瞬にして崩れ去る。街は廃墟と化し、彼女たちは未熟ながらも看護学生として負傷者の救護に奔走する。救える命よりも多くの命を葬らなければならないという非情な現実の中で、彼女たちは命の尊さ、そして生きる意味を問い続ける。

2025年7月25日(金)より長崎先行公開。

©︎2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会 

公式サイト: https://nagasaki-senkou-movie.jp/

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