Nomad: In the Footsteps of Bruce Chatwin
監督:ベルナー・ヘルツォーク
「歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡」記事件数
パタゴニアや中央オーストラリアなどの紀行作家ブルース・チャトウィンが歩いた道や見てきた世界を、生前に親交のあった「アギーレ・神の怒り」の映画監督ヴェルナー・ヘルツォークが自身の足でたどったドキュメンタリー。7月29日に閉館する岩波ホールの末尾を飾るにふさわしい作品だ。 チャトウィンは、祖母の家にあった〝ブロントサウルス〟の毛皮をきっかけに人類史や考古学に関心を抱き、自らの足で旅をしながら小説を書く作家になる。歴史や自然、人間への敬意と探究を極めていく軌跡をヘルツォーク監督とともに見つめながら、ノマド(放浪者)にひかれていくチャトウィンの生きざまを映し出し、定住生活との違いを示す。 映像は壮...
2022.6.03
アニメーション制作スタジオ・MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品「アリスとテレスのまぼろし工場」(毎日新聞社など製作委員会)が公開されている。 突然起きた製鉄所の爆発により外との接続が遮断され、時までもが止まってしまった町・見伏が舞台の本作。いつか元に戻ったときのために「変わらないこと」を強要される中で、退屈な毎日を過ごす14歳の菊入正宗と佐上睦実、そして野生の狼(おおかみ)のような謎の少女・五実が恋をして、未来へともがく姿を描いている。 映画を見る前に読んだ、脚本・監督を務めた岡田麿里氏が手掛けた原作小説は、少年少女たちの葛藤を通して「生きること」について...
きどみ
PRワーナーブラザース映画、MAPPA
2023.9.22