英月の極楽シネマ:特別編・後 「寅さん」が心に響くのはどんな時?
漠然とした不安に利く映画 京都の僧侶、英月さんの「極楽シネマ」特別編の後編(前編は こちら )。今回は死別の苦しみや、漠然とした不安を感じた時に、おすすめの作品を紹介する。「もうあかん」と追い詰められた時、国民的な人気を誇ったあのシリーズが救いになるかもしれない。 死別の苦しみ 先人の存在を知る 「死」は多くの映画でテーマとなっており、英月さんも毎日新聞夕刊で連載中の「英月の極楽シネマ」で「死ですべてが終わるのではない」「亡き人の願いが私たちを生かす」というメッセージとともに作品を紹介している。 新型コロナウイルスの影響で、国内だけで2万人を超える人が亡くなった。ロシアのウクライナ...

花澤茂人
2022.3.22