データで読解:「どうしても見たい」熱気
菅田将暉、有村架純が主演する「花束みたいな恋をした」が4週連続で1位となった。公開以降、前週比で興行収入が増えるかほとんど落ちない、異例の興行展開となっている。先週末時点ですでに興収17億円を記録、最終興収30億円も視野に入る。 マーケティングデータを見ると、鑑賞意欲度は女性10、20代を中心に、男性10代も高め。特筆すべきは、意欲を持っている人の中で「これが一番見たい一本」というファーストチョイスの値の強さである。 たくさんの楽しみがある中で、劇場公開映画は時間を合わせ、わざわざ出かけて、お金を払って見るもの。お気に入りの俳優が出ている、原作が好き、メディアで話題になっているものを目撃し...