寄居町のエプロンマム、昭和ノスタルジーな一品はボリューミーな量もペロリと完食させる優しい魔法がかかったような味
「手作りで、安くて、おいしい、安心な弁当を作っています」。埼玉県寄居町のエプロンマム代表取締役・村上雅光さんは穏やかに話し出す。開業して54年の2代目。お店のある秩父往還の街道沿いは生糸や米の取引でにぎわっていた秩父と熊谷を結んでいるが今や商店もまばら。昔は四九六斎市が立っていたそうだ。もちろんロケ飯は寄居フィルムコミッションが発足する前から始めている。「予算をもらいお任せで作らせてもらっています。肉、魚など前後のお弁当のメニューを聞いてなるべく違うものを彩りよく作るように心がけています」と気遣いも当然。オススメは全部と言い切る。のり弁当380円からメインの日替わり幕の内弁当500円、一番高い...
宮脇祐介
2023.4.28