データで読解:市場に熱もたらした夏
「ONE PIECE FILM RED」が8週連続1位で、興行収入は156億円、動員者数も1100万人を超えた。大作の公開が集中する夏は年間総興収を大きく左右する。2022年はコロナ禍前のレベルに戻った、非常に力強い興行であった。5位の「トップガン マーヴェリック」は5月公開から異例のロングランヒット中で興収128億円を超え、10位の「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」も62億円を超えた。 コロナ禍前から30%以上減少していた映画参加者人口(年に1本以上映画館で映画を見る人の数)は5月から8月にかけて毎月増加。4月比で9.4%増え、特に8月は前月比4%増。さまざまなジャンルから大ヒット...