データで読解:危機と変化をチャンスに
公開4週目の「 映画ドラえもん のび太と空の理想郷 」が1位に返り咲いた。 「ドラえもん」は例年、春休みの3月に公開されてきた。最終興行収入は30億円程度から近年拡大傾向にあり、2018、19年は50億円台に達していた。新型コロナウイルス禍で8月公開となった20年は33.5億円、春休み公開に戻った22年も26.9億円にとどまったが、今年は40億円を超えるペースで推移。コロナ禍の終息ムードも強まり、平常化が感じられる。 市場全体も世界的に異例な復興を成し遂げている。1年に1本以上映画館で映画を見る映画参加率は先週末、22年初めに底を打って以来、最高の数字となった。 鑑賞者の嗜好(しこう)や...