データで読解:復興へのバトン、多様に
例年書き入れ時となる夏興行が終わりつつある。全体の動員ペースは、まだまだ低調だ。7月は昨年を上回っていたものの、8月に入りペースダウン。公開中の作品の動員も、前週比で大きく落ちている。こうした中、1年に1本以上映画館で映画を見る映画参加者の減少が続き、市場の縮小に歯止めがかかっていない。特に高年齢層の減少が止まっていない。 一方でポジティブな点は、ランクインした作品の顔ぶれが、邦画、洋画、実写、アニメとバラエティーに富んでいること。 まず、初登場1位の「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦ファイナル」は、King&Princeの平野紫耀と橋本環奈が出演する邦画実写映画の続編。キャスト...