高校生が作った映画「今日も明日も負け犬。」の原作・脚本担当者が見た「ブラック・レイン」の高倉健
映画を見終わったと同時に、2回目を見ようとしている自分がいることに気づいた。数十段もの階段をバイクで駆け下りるスタントアクションや血が飛び交うようなあまりにも残虐な光景に衝撃を受けるシーンが数多くあったというのが正直なところ。人間の本能的な怖いもの見たさから、私はそれらのシーンを追いかけるように再び再生ボタンを押す沼に入るのだった。 あらすじ ニューヨーク市の2人の警察官が 殺人を犯したヤクザの男を拘束して日本に護送するも、犯人を逃すところから物語は始まる。2人は、言葉もわからず捜査権限もない中で犯人を追い、やがて高倉健演じる日本の刑事とタッグを組みながら逃した犯人の逮捕に奔走する。...
小田実里
2023.3.22