長野県御代田町（みよたまち）の有志らが、倉庫だった建物を手づくりで改装して1995年に作られた「カーリングホールみよた」。この実在する国内最古級の屋内カーリング場を舞台に、カーリングにかける高校生たちを描いた青春エンタメ作品。監督は、「超高速！参勤交代」（2014年）でブルーリボン賞作品賞、日本アカデミー賞優秀監督賞、「空飛ぶタイヤ」（18年）で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。『大コメ騒動」（21年）や「シャイロックの子供たち」（23年）など話題作を手掛けてきた本木克英。本田望結、川口ゆりな、長澤樹、泉智奈津、白倉碧空ら注目の若手俳優たちが女子高生役を演じる。

本州最古のカーリング場がある軽井沢にほど近い御代田町で、カーリングをして育った高校生の香澄（かすみ／本田望結）。小学生のときには、幼馴染みで結成したチーム「みよステラ」で優勝経験もある。しかし、今はチームも解散し、くすぶる日々を送っていた。そんな折、地元でカーリングの国際大会が初開催されることに。「オリンピックに出場するような強豪チームと対戦できる国際大会のエキシビションマッチに出るチャンス！」と、再び情熱を燃やした香澄は、チームメイトだった優芽（ゆめ／泉智奈津）と沙帆（さほ／白倉碧空）に声を掛け、「みよステラ」を再結成する。さらに、かつてのチームメイトであり、現在は強豪チーム「軽井沢EC」に所属する舞（まい／川口ゆりな）を誘うが、断られてしまう。代わりに転校生の実乃梨（みのり）をチームに加えるも素人で戦力にならず、コーチ探しにも苦戦、カーリング場も老朽化のため、開催地を軽井沢に奪われるかもしれない危機に。さらに、香澄と優芽が衝突し、チームは空中分解してしまう…。チーム「みよステラ」は、「軽井沢EC」とエキシビジョンマッチ出場をかけて対戦することになるが、はたして〝カーリングの神様〟は現れるのだろうか。

写真【2/32枚】「カーリングの神様」

カーリングの神様