高橋文哉「今までにない役。芝居観も変わった」 「少年と犬」で新境地
「少年と犬」の高橋文哉は、これまでとちょっと雰囲気が違う。「仮面ライダーゼロワン」のオーディションに合格、主演して以来、優等生的なイメージが印象にあったが、今作で演じた和正は、東日本大震災後の仙台で職を失い、被害に遭った家屋から金品を盗み出してさばく窃盗団の一員を手伝っている。伸び放題の髪、投げやりですさんだ態度。 「撮影現場でも、アウトローの姿がすごい新鮮だなって言われて。僕自身も、今までにない役をやらせてもらっているという感覚がありました」。瀬々敬久監督の狙いは「シュッとした役が多かったので、今回はチャーミングに」。それを聞いて「脚本や原作を読んでイメージしたのとはちょっと違って。ノリ...

勝田友巳
2025.3.18