上原一之龍

日本で一番恐くない間取り

監督・脚本は、「温泉しかばね芸者」（2018年）や「女囚霊」（22年）などジャンル映画の新星・鳴瀬聖人。国内の物件が全て事故物件となり、唯一残った〝普通の家〟の争奪戦を描く。主演は、「黄龍の村」（21年）や「グリーンバレット」（22年）など、阪元裕吾監督作品でインパクトを残した大坂健太。広山詞葉、ヤマダユウスケ、エアコンぶんぶんお姉さん、ウクレレえいじ、森羅万象、坂田聡ら、様々なジャンルの実力派・個性派が共演する。 近未来の日本。続く不景気によって死亡率が上昇し、事故物件の数が増加する。そして、たった一軒を除き国内の全てが事故物件となった。最後の〝普通の物件〟に住む山田は、その価値に無頓着な...