私、オルガ・ヘプナロヴァー
1973年7月10日、22歳のオルガ・ヘプナロヴァーは、チェコの首都プラハの中心地で、路面電車を待つ群衆の間へトラックで突っ込む。この事故で8人が死亡、12人が負傷する。犯行前にオルガは新聞社に犯行声明文を送り、自分の行為は、多くの人々から受けた虐待に対する復讐であり、社会に罰を与えると示す。オルガは逮捕後も反省の色を見せず、75年3月12日にチェコスロバキア最後の女性死刑囚として絞首刑に処された。両親の無関心と虐待、社会からの疎外やいじめによって心に傷を負った少女は、「復讐」という名の「自殺」を決意する。
製作年 2015年 監督:トマーシュ・バインレプ 監督:ペトル・カズダ