雨とひかり
大人でも子どもでもない曖昧な時代。そんな高校時代を大人になった自分が振り返り、〝そこにいた〟自分自身を見つめる物語。監督・脚本は、映像ディレクターとして企業のPRやプロモーションに携わってきた桜屋敷知直。本作で初長編劇場作品監督デビューした。 25歳の天谷一真は、仕事や家庭に追われる日々に窮屈さを感じていた。ある雨の日の夜、高校時代の元恋人、雨宮澪から「一真くんに出産に立ち会ってほしい」との電話を受ける。思いがけない言葉だったが、7年ぶりに聞く澪の声に、なぜか心地良さを感じた一真は、妻に嘘をついて澪のいる病院へと向かう。ずっと目を背けてきた〝あの頃〟 を思い起こしながら。
製作年 2020年 監督:桜屋敷知直