消えない灯り
過疎化の進む地方都市。かつてその街に住んでいた花村茉莉は、今は東京で働いていた。亡くなった父の遺産として実家を譲り受けた茉莉だったが、仕事を解雇され、実家の売却を考えていたとき、父の幻影を目にする。悩む茉莉の元へ、かつて教師をしていた父の教え子・陽子が現れ、父の思い出を聴きながら、自分の生き方を見つめ直してゆく。 監督・脚本は「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」ジャパン部門でベストアクトレス受賞した「痣」(2017年)や、オムニバスホラー映画「狂い華」(17年)の一篇「呪いうつり」を手掛けた井上博貴。現実の社会問題である空き家問題をモチーフに、娘と亡き父親の心の交流を描...
製作年 2021年 監督:井上博貴