きのう生まれたわけじゃない
学校に行かない中学2年生の七海(ななみ)と、妻を亡くした元船乗りの77歳の老人、寺田との心の交流を描く本作。監督は、詩人であり、映画監督の福間健二。本作は、1995年に「急にたどりついてしまう」を発表後、「岡山の娘」(08年)、「わたしたちの夏」(11年)、「あるいは佐々木ユキ」(13年)、「秋の理由」(16年)、「パラダイス・ロスト」(20年)の映画作品を発表してきた福間監督の長編第7作目となる。福間監督は、本作の完成後に脳梗塞で倒れ、療養中に肺炎を起こして2023年4月26日に74歳で他界、本作が遺作となった。 七海を演じるのは、今回が映画初出演となるくるみ。そして、老人寺田役は、福間健...
製作年 2023年 監督:福間健二