たけだ あやの
1992年生まれ、小説家原作:「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」(宝島社文庫)原作:「愛されなくても別に」(講談社文庫)
毒親に振り回され、人生への期待を失って生きてきた女子大生が、ある同級生との出会いによって人生が変わっていく。原作は、「響け! ユーフォニアム」がテレビアニメ化され大ヒットした武田綾乃による、吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説。メガホンをとったのは、短編映画「溶ける」で日本人最年少での第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門の正式出品を果たした井樫彩。劇的とは言えない小さな傷や痛み、心のグラデーションを本作で描いた。 主人公・宮田陽彩(みやた・ひいろ)役は、「幼な子われらに生まれ」(2017年)でデビューし、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(18年)で、報知映画賞、ブルーリボン賞の...
武田綾乃の小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」(宝島社)から、人気エピソードを中編アニメーション化。京都アニメーションが描く、吹奏楽にかける高校生たちのささやかだけれど〝トクベツ〟な青春。 新部長・久美子を待っていたのは、アンサンブルコンテスト(通称:アンコン)に出場する代表チームを決める校内予選だった。大人数の吹奏楽部、問題は尽きず、部長として忙しい日々を送っていた。部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身は所属するチームすら決まっていなかった。 ©️ 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会