大人になった私はもう「卒業」とは無縁だと思っていた「私の卒業 こころのふた〜雪ふるまちで〜」いくつになっても一生青春の中で生きていける
自分の人生や街に向き合う姿 「私の卒業 こころのふた〜雪ふるまちで〜」この物語の主人公は、卒業を控えた高校3年生たち。新潟県新潟市と燕市を舞台に、新潟市を代表するふるまちの芸妓(げいぎ)や燕市の金型など、その地に根付く文化や技術に触れながら彼らの青春を描いていく。進路、夢、恋愛、家庭内の問題などのそれぞれが抱える葛藤に加えて、人口減少という地方都市が直面する課題にも切り込む。若者が真っすぐに自分の人生や街に向き合う姿がとてもまぶしくて美しく、最後まで胸を打たれ続けた。 あの時の胸のざわめきや素直な気持ち 高校3年生といえば、きっと多くの人が人生の大きな岐路に立つ、もしくは立っ...
波多野菜央
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2024.6.13