たとえ嵐が来ないとしても
2013年11月8日、観測史上最強の台風がフィリピン東部に上陸し、タクロバンの町の大部分が破壊された。そのタクロバンが故郷のカルロ・フランシスコ・マナタッド監督が台風の余波を題材に撮った初長編作品。 台風ハイエンが町を襲った影響で、宗教狂信者、自暴自棄者、犯罪者、逃げ惑う動物たちが町に野放しになった。ミゲルは無気力な青年だったが、恋人アンドレアと母ノーマを探し出すために廃墟を歩き回る。2人を見つけたミゲルは、危険な町を出ようと説得する。さらなる嵐の到来という噂が浮上し、脱出のための時間が徐々になくなっていく中、彼は愛する2人を説得するために留まるか、自分ひとりで町を出るかの決断を迫られる。
製作年 2020年 監督:カルロ・フランシスコ・マナタッド