ロザリー・クレイグ

ポッド・ジェネレーション

AIが発達し、便利な暮らしになった近未来のニューヨークで暮らすレイチェルとアルヴィー。テック企業のペガサス社は、妊娠の負担を軽減するため持ち運び可能な卵型の〝ポッド〟を使った気軽な妊娠を提案する。ハイテク企業の重役でもあるレイチェルは、新しい妊娠方法に心惹かれ、子宮センターの予約をする。一方、自然界の多様性を守るため奮闘している植物学者のアルヴィーは自然な妊娠を望む。考えが対立した2人は、レイチェルの上司で〝ポッド妊娠中〟のアリスに相談したり、AIセラピストに尋ねたりして対話を重ねる。そして、アルヴィーは、覚悟を決めて一歩踏み出し、2人は出産までの10カ月の間、〝ポッド〟で赤ちゃんを育てること...