初めての女
原作は、志賀直哉に兄事し、芥川賞の選考委員を創設以来46 年間務めた俳人・小説家である瀧井孝作が晩年に執筆した私小説「俳人仲間」の一編である「初めての女」(日本文学大賞受賞作品)。孝作が生まれ育った飛騨高山を舞台に、若かりし日の孝作が経験した俳句仲間との青春、西洋料理屋の玉と三味線芸者の菊との初めての恋を通して青年が人間として成長していく様を描く。監督は元漁師という経歴を持ち、本作が劇場デビューとなる小平哲兵。主人公の瀧井孝作を演じるのは、「無頼」(2020年)や「君に幸あれよ」(23年)、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」(24年)など、出演作が続く髙橋雄祐。孝作が出会う西洋料理屋の...
製作年 2024年 監督:小平哲兵