「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」 権力と戦い続けた女性の実話
フランスの原子力発電会社「アレバ」(現オラノ)の労働組合代表を務めるモーリーン・カーニー(イザベル・ユペール)。従業員を守るために内部告発をした後、自宅で何者かに性的暴行を受ける事件が起こる。訴えたものの自作自演を疑われ、厳しい立場に追い込まれていく。権力と戦い続けた女性の実話。主演に、レイプ犯に復讐(ふくしゅう)を図る主人公を演じた「 エル ELLE 」をはじめ、タブーを恐れずに出演作を選んできたユペールを迎え、映画化した。 カーニーの毅然(きぜん)とした戦いが描かれる中、見ている自分も、被害者に対して〝らしく〟あることを求めているのでは?と試されるような瞬間が何度も訪れ、そうした姿勢はラ...