母の聖戦
犯罪組織による誘拐ビジネスが横行するメキシコ。年間約6万件にもおよぶ誘拐事件が頻発していると推定されるが、多くのケースで組織の報復を恐れて泣き寝入りを強いられるため、届出件数には数えられていない。本作は、ルーマニア生まれでベルギーを拠点に活動するテオドラ・アナ・ミハイ監督の劇映画デビュー作。知られざるメキシコの誘拐ビジネスの闇に迫った。誘拐された娘を奪還するため、犯罪組織との命がけの闘いに身を投じた女性の実話をベースに、ごく平凡なシングルマザーの主人公がたどる想像を絶する運命を映し出す。 第74 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で勇気賞、第34 回東京国際映画祭では審査委員特別賞を受賞。 ...
製作年 2020年 監督:テオドラ・アナ・ミハイ