配信チェック:「ピーター・パン&ウェンディ」 意外に分厚い〝人間ドラマ〟
2020年、日本に上陸した米国の定額制動画配信サービス「ディズニープラス」の新作。言わずと知れた空飛ぶ少年、ピーター・パンの物語だ。70年前のアニメ映画が特に有名だが、今作は実写である。 英国・ロンドンのある夜。ウェンディ(エバー・アンダーソン)と弟たちが住む家に、ピーター・パン(アレクサンダー・モロニー)がやってきた。彼の導きで、ウェンディらは「ネバーランド」へ。そこには海賊船を率いるフック船長(ジュード・ロウ)が待ち受けていた……。 〝定番〟の展開かと思って見始めると、ちょっと驚く。まず妖精ティンカー・ベルを演じるのが、有色人種の俳優ヤラ・シャヒディ。そして、ピーターとフック船長には、...