再会の奈良
2005年。中国残留孤児の父親が再び中国に帰ってからも、娘のシャオザー(イン・ズー)は清水初美として奈良で暮らしている。彼女のもとに中国からやって来たのは、おばあちゃんのような存在の陳彗明(ウー・イエンシュー)。日本にいるはずの中国残留孤児の養女からの連絡が途絶え、彼女を捜すために訪日したという。この2人に、ひとり暮らしをしている元警察官の一雄(國村隼)が加わり、養女捜しの旅が始まる。 河瀬直美とジャ・ジャンクーがエグゼクティブプロデューサーに名を連ね、監督を務めたのは1982年生まれのポンフェイ。冒頭で中国残留孤児の運命をアニメでわかりやすくまとめ、若い世代にもこの歴史を知ってほしいという...