Thomas Prenn
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10
ドイツの作家ユリア・フランクの小説を映画化。従軍看護士として働く女性が不幸な結婚の末に自らの生き方を模索する一代記。監督は、ドイツを代表する女性監督、バルバラ・アルベルト。 東京国際映画祭2023コンペティション部門出品作。 ©LUCKY BIRD PICTURES GMBH, C-FILMS AG, IRIS PRODUCTIONS S.A.
監督・脚本は、長編デビュー作「StillLife」(2011年)以来の劇映画となるオーストリア人監督のセバスティアン・マイゼ。第二次大戦後のドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、「愛する自由」を求め続けた男の20余年にわたる闘いを描いた。2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞、2022年アカデミー賞国際長編映画賞オーストリア代表作品。 第二次世界大戦後のドイツ。男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の殺人犯ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとする。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる頑固者のハン...