自らも当事者と公表した作家が描く、性的マイノリティーたちの建前と本音「100日後に別れる僕と彼」
破局したゲイの青年ふたりが、ドキュメンタリー番組のカメラの前で100日間仲のいいカップルを演じたらどうなるか? 今回、紹介させていただく浅原ナオトさんの最新作「100日後に別れる僕と彼」は、一見、そんなたわいもないストーリーです。 「あることがきっかけで世間の注目を集めることになった春日佑馬と長谷川樹のゲイのカップル。若き女性映像ディレクターの茅野志穂は、そんな彼らの生活を、性的マイノリティーに対する偏見問題を啓発するドキュメンタリー番組の制作のため、のべ100日にわたって撮影することになった。実は佑馬と樹は破局していたが、番組の志に賛同し、あえて取材を受けることにしたのだった。そこから仲...
![柏井伸一郎](https://images.microcms-assets.io/assets/d247fcc9b85b413caf66458586629de0/d9b07560b4594374959dda27682c43d4/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8.JPG)
柏井伸一郎
2023.9.01