揺れる映画界で翼を広げ 台頭した女性たち「新たな視点で作品見る楽しさを」 「日本の女性映画人(2)1970-1980年代」を読み解く
東京・京橋の国立映画アーカイブで開催中の特集上映「日本の女性映画人(2)1970-1980年代」。日本の映画界で女性映画人がはたしてきた功績を検証する大型企画の第2弾で、47プログラム74作品が上映中だ(3月24日まで)。撮影所体制が揺らぐ中で監督、脚本、技術スタッフ、プロデュースなど多彩な分野で女性の進出が顕著になり、映画界に変革をもたらした時代。日本映画史全体を問い直そうとする特集の意図は明確だ。特集上映の企画担当者、森宗厚子・特定研究員の解説とともに考えたい。 国立映画アーカイブ「日本の女性映画人(2)1970―1980年代」 森宗厚子・日本映画アーカイブ特定研究員 体系的...
鈴木隆
2024.2.17