全州国際映画祭で見えた未来―「夜明けのすべて」など日本映画界がアジアの多様な映画文化を築く足がかりになる
5月15日現在、韓国内2980スクリーンでの累積観客数は1017万465人、累積売上高は5月16日の為替レート基準で111億5966万7969.14円。これはすでにパート3まで公開されている韓国アクション映画「犯罪都市4」の興行成績である。2022年の全人口(5163万人)を基準にすると約19.6%、すなわち国民の5人に1人がこの映画を見たということになる。実に驚異的な数値である。 「産業」としての映画作り、その弊害から脱却するために しかし、誰かに日本映画人として「この数値が羨ましいか」と聞かれたら、筆者の答えは「NO」である。もちろん中央大学校演劇映画科(韓国)で一緒に学生時代を過...
洪相鉉
2024.5.22