いきもののきろく
名古屋市内を流れる中川運河という今はもう使われていない運河を舞台に描く、東日本大震災後の世界に生きる男と女の〝喪失と再生〟の物語。2013年に愛知県名古屋市の映画館「シネマスコーレ」の支配人である木全純治より、短編映画の依頼を受けた永瀬正敏が原案を書き、井上淳一が脚本・監督を務めた。原爆実験による放射能の恐怖に怯えた男(三船敏郎)が狂っていく黒澤明監督の「生きものの記録」と同じタイトルを付け、東日本大震災による原発事故後の誰もいなくなった世界をイメージする本作を、同作のその後を描く物語と位置付けている。 主演は永瀬正敏、女を撮影当時まだ京都造形大学の学生だったミズモトカナコが演じる。主題歌は...
製作年 2013年 監督:井上淳一