アンモナイトの目覚め
19世紀のイギリス、海辺の町。メアリー(ケイト・ウィンスレット)は若くして貴重な化石を発掘した古生物学者だが、今はアンモナイトを観光客に売って生計を立てている。メアリーの元に、裕福な化石収集家が連れて来たのは、妻のシャーロット(シアーシャ・ローナン)。流産でダメージを受けた彼女の療養のため、メアリーは数週間預かることになる。 心を閉ざして泥だらけで生きてきたメアリーと、無邪気で屈託のないシャーロット。性格も階級も違うが、男性が優位な社会で生きづらさを抱えていることが共通点だろう。世代の違う名女優が魂をこすりあわせるようなスリリングな名演を見せ、戸惑いながらも心と体を重ねる喜びを感じていく場面...