インタビュー:「ダウントン・アビー」の魅力は階級問わず良き人たちがベストを尽くすこと ジュリアン・フェローズ
「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」は、英国の貴族社会を描いた長寿シリーズの映画版最新作。舞台は1928年。先ごろ逝去したエリザベス2世が生まれた2年後だ。英国貴族社会の伝統に生きるクローリー家のおなじみの面々が、20世紀の文明と出合って右往左往する。シリーズ開始から脚本を担当するジュリアン・フェローズは「祖父の体験を盛り込みました」と語る。ファミリーヒストリーを交えて紡いだ物語だ。 撮影隊と共に20世紀がやってきた ヨークシャーのダウントン村にあるクローリー家のお屋敷は、見かけは壮麗でも老朽化して、屋根裏は雨漏りする有り様。一家の長女メアリーが修繕費に頭を悩ませていると、...
勝田友巳
2022.9.29