「リリイ・シュシュのすべて」に衝撃 シム・ウンギョン 東京国際映画祭審査委員が会見
第35回東京国際映画祭の審査委員記者会見が25日、行われた。「羅生門」「東京物語」「リリイ・シュシュのすべて」。5人の国際的な審査委員が口々に、日本映画への敬意と愛を語った。 クロサワは偉大なストーリーテラー 審査委員長の米国の演出家・映画監督のジュリー・テイモアは「15歳の時にパリで初めて見た外国映画が『羅生門』(黒澤明監督)だった」と振り返った。「わたしの人生を変えた。黒澤と他の日本映画の監督たちのおかげで映画監督になった。黒澤はすばらしいストーリーテラーで名監督だ」 ©2022TIFF コロナ禍を経た世界では「すべてがリアルになりすぎた」といい、「大切なのは想像力。映画...
勝田友巳
2022.10.25