Wu Kang Ren
1982年11月23日 生まれ
呉慷仁
マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にあるスラム街。そこには、さまざまなバックボーンを持ち、貧しい暮らしを余儀なくされている者たちが生きている。その街で、ろうあのアバン(ウー・カンレン)と、アディ(ジャック・タン)は身分証明書を与えられないまま、兄弟として身を寄せ合って暮らしてきた。ボランティアの尽力によってアディの身分証明書取得の可能性が見えてきたが、ある出来事がふたりの未来を閉ざしていく。 日雇いで堅実に働きながら常に弟に「善良であれ」と説く兄と、裏社会とつながる無鉄砲な弟。社会の片隅で生きる正反対の兄弟が、汗と涙にまみれながら袋小路に追い込まれていく様が、湿度を感じさせる映...
2025.1.31
2月13日、東京・目黒の目黒パーシモンホールにて行われた第79回毎日映画コンクールの贈呈式。受賞者がそれぞれの喜びや感動を自らの声で伝えました。その模様の写真を日本橋室町のCOREDO室町1B1エスカレーター横にて展示します。監督・俳優部門受賞者が電照パネル・ルーファスにて掲示されます。パネルの中のQRコードを読み込めばひとシネマ内の第79回毎日映画コンクールの記事が読むことができます。期間は3月18日(火)~4月7日(月)。 なお、期間中イベントの模様を「#第79回毎日映画コンクール」を付けてX、Facebook、Instagramにアップすると抽選で 「 TOHOシネマズ日本橋 」 ...
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2025.3.10
恐ろしい連続殺人が街を大混乱に陥れる中、狡猾(こうかつ)な殺人犯との危険なゲームに足を踏み入れたひとりの検事。果たしてその執念で、犯人を追い詰めることはできるのか。
湖南省から香港に渡ってきたユェンとチュエの姉妹とその家族の20年の物語。香港が中国に返還された1997年、2007年、2017年の3部に分け、香港社会の変遷と家族が直面する様々な出来事を描く。監督・脚本のサーシャ・チョクは、2017年のユェン役として出演。2007年のユェンを演じたヨーヨー・ツェーは、第42回香港電影金像奨で最優秀新人賞を受賞するなど数々の映画賞に輝いた。 2024年11月1日より東京(YEBISU GARDEN CINEMA)で開催される「香港映画祭2024 Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」にて...
クアラルンプールの荒廃したスラム地区で身分証明書すら与えられず、人間としての基本的な権利を奪われて生きてきた兄弟の過酷な運命を描く。メガホンをとったのは、社会派作品のプロデューサーとして国際的な評価を得てきたジン・オング。本作が自ら監督・脚本を手がけた長編デビュー作となった。聾唖(ろうあ)の兄アバンを演じたのは、台湾の人気俳優ウー・カンレン。本作で第60回金馬奨で最優秀主演男優賞を獲得したのをはじめ、各映画祭・映画賞の演技賞を総なめにした。無鉄砲な弟アディを演じたのは、マレーシアのスター俳優ジャック・タン。ジン・オング監督のプロデュース作品の常連的存在で、彼も本作で多くの助演男優賞を手にした。...