わたなべ たけひこ
整音(Cinema Sound Works Co.)
「渡辺丈彦」記事件数
ミッキーマウスが初登場した「蒸気船ウィリー」(1928年)のあと「白雪姫」(37年)から昨年の「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」まで、61作ものディズニー・アニメーション映画を生み出してきたウォルト・ディズニー・カンパニーが1923年の創立から100年となった。100周年を記念して製作されたアニメーション映画「ウィッシュ」は、ディズニーの長い歴史に敬意を払い、数々の作品からインスパイアされて生まれたアイデアを生かした独創的なドラマチックミュージカルだ。 物語のキーワードは、<願い>と<星>。「ピノキオ」(40年)で歌われて以来、ディズニー・ソングとして有名な「星に願いを」を例に挙げる...
金子裕子
PRウォルト・ディズニー・ジャパン
2023.12.08
甲府盆地のど真ん中にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で働く⼈々の姿をみつめたドキュメンタリー。監督は「東京⾃転⾞節」(2021年)でコロナ禍の東京を⾃転⾞配達員の視点で描いた⻘柳拓。本作は、監督の母親の職場であり、幼い頃から通っていた「みらいファーム」を舞台に、相模原障害者施設殺傷事件の犯人が発した「障害者は⽣きている価値がない」という⾔葉へのアンサーとして制作した。 障害福祉サービス事業所「みらいファーム」。ラジオ体操をして、仕事をして、お昼休憩を挟み、また仕事をする。繰り返される⽇々に⽬を凝らしていると、花を世話する、絵を描く、布を織る、その⼿つきに〝その⼈らしさ〟が現れてく...
シェアハウスを経営する老夫婦と住人たちのと関わりを描く劇団青年座の舞台「シェアの法則」(作:岩瀬顕子)を映画化。主演は名脇役として舞台・テレビ・映画に引っ張りだこの小野武彦。芸歴57年にして映画初主演となる。舞台版に引き続き岩瀬が脚本を担当し、「うちの執事が言うことには」(2019年)の久万真路監督がメガホンをとった。 東京にある、古い一軒家を改装して作られたシェアハウス。そこに住むのは、年齢も職業も国籍も異なる個性的な面々だ。大家の春山喜代子は食事会を開いたり、住人たちの相談に乗るなど、まるで、母親のような存在だったが、ある日、怪我で入院することになる。そのためしばらくの間、夫の秀夫が妻の...
監督・撮影は、パレスチナの女性たちや子どもたちの取材を長年続けてきた アジアプレス・インターナショナルに所属するジャーナリスト 古居みずえ。 映画「ガーダ パレスチナの詩」(2007年)、映画「ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち」(2011年)を発表し、第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞や第12回平和・共同ジャーナリスト基金第1回荒井なみこ賞、坐・高円寺ドキュメンタリー大賞などの受賞歴がある。2017年、「飯舘村の母ちゃんたちー土とともに」を制作。本作はシリーズ第2作。 2011年3月11日に起きた東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって全村避難を強...