甲府盆地のど真ん中にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で働く⼈々の姿をみつめたドキュメンタリー。監督は「東京⾃転⾞節」(2021年)でコロナ禍の東京を⾃転⾞配達員の視点で描いた⻘柳拓。本作は、監督の母親の職場であり、幼い頃から通っていた「みらいファーム」を舞台に、相模原障害者施設殺傷事件の犯人が発した「障害者は⽣きている価値がない」という⾔葉へのアンサーとして制作した。
障害福祉サービス事業所「みらいファーム」。ラジオ体操をして、仕事をして、お昼休憩を挟み、また仕事をする。繰り返される⽇々に⽬を凝らしていると、花を世話する、絵を描く、布を織る、その⼿つきに〝その⼈らしさ〟が現れてくる。季節が移ろうように、少しずつ変化していく「みらいファーム」の⼈たち。友情、恋⼼、喪失とそこからの回復。カメラは、他者との関わりの中で醸成されていく感情と⾔葉を記録し、時に⼈⽣に思い悩みながら⽣きる等⾝⼤の姿を映し出す。
©️nondelaico/mizuguchiya film
公開日: 2024年02月09日
フジヤマコットントン
監督 :
プロデューサー :
音楽 :
撮影 :
整音 :
編集 :
2023年 /日本 /95分
配給 :
公式サイト: http://fujiyama-cottonton.com/
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