たかはた いさお
アニメーション監督「かぐや姫の物語」「平成狸合戦ぽんぽこ」「となりの山田くん」
第77回カンヌ国際映画祭で、日本のアニメーションスタジオ「スタジオジブリ」に名誉パルムドールが贈られることが決まった。17日、映画祭事務局が発表した。 パルムドール(金のシュロ)は同映画祭のシンボルで、名誉パルムドールは世界の映画界に功績のあった個人に贈られている。団体が選ばれたのは初めて。同映画祭は授賞理由を「ハリウッドの巨匠と並び、宮崎駿と高畑勲という卓越した物語作家と多くのキャラクターたちによって、40年にわたってアニメ映画に新風を吹き込んできた」として、功績をたたえた。 映画祭はスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーのコメントも発表。鈴木氏は「大変光栄だ。ジブリは、子供から大人まで...
ひとシネマ編集部
2024.4.17
宮崎駿監督の作品が毎日映コン・大藤信郎賞を受賞するのは、実に7回目。日本のアートアニメの祖、大藤信郎の名前を冠し、実験的、挑戦的なアニメーションに贈られる。アニメの最先端を走り続けた巨匠は、引退から復帰して再び最先端に躍り出た。一切表に出ないという方針を貫く宮崎監督に代わって、盟友の鈴木敏夫プロデューサーに「君たちはどう生きるか」について存分に語ってもらった。自身も今回、スタジオジブリ作品を支えた功績と「君たちはどう生きるか」の成果で、特別賞を受賞している。 「大藤信郎賞の価値は、高畑勲の方がよく知ってたんですよ」。「かぐや姫の物語」で第68回毎日映コン・アニメーション映画賞を受賞した際、高...
勝田友巳
2024.2.03
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10