私の想う国
2019年、地下鉄料金の値上げ反対がきっかけに、チリのサンティアゴで民主化運動が動きだす。本作は、「チリの闘い」(1975〜79年)やチリ弾圧の歴史を描いた三部作「光のノスタルジア」(2010年)、「真珠のボタン」(15年)、「夢のアンデス」(19年)のパトリシオ・グスマンが、女性中心の社会運動がリーダーもイデオロギーもなく、爆発的なうねりとなっていく様子をカメラで捉えたドキュメンタリー。 ピノチェト軍事政権の誕生によって迫害され、国外で亡命生活を送っていたドキュメンタリー監督のパトリシオ・グスマンは、地下鉄の料金値上げがきっかけとなり、チリの民主化運動が動き始めたと知り、コロナ禍で1年近く...
製作年 2021年 監督:パトリシオ・グスマン