こば なでしこ
1967年10月07日 生まれ
脚本家、放送作家、映画監督放送作家名:木庭有生子(こば ゆきこ)脚本家名:浅野有生子(あさの ゆきこ)
熊本県山鹿を舞台に、妻を亡くした男が山鹿の風景や文化、土地の人々との触れ合いによって希望を取り戻していく姿を描く。監督・脚本は、名古屋のテレビ・ラジオ局でフリーの放送作家として活動し、「棚の隅」(2007年)の脚本を手がけた木庭撫子。和紙と糊だけを材料に作られる山鹿の伝統工芸品「骨なし灯籠」を題材に、優しく温かい「共生」と「再生」の物語を紡いだ。 亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探して彷徨う男は、熊本豊前街道の温泉町山鹿で、祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に、妻・ゆかりの面影を見る。元美術教師のその男・市井祐介(49)は、灯籠師見習いの直樹(30)に誘われるまま働き始めるが、妻の三回忌を迎え...