「無能の人」脚本
売れない漫画家の助川(竹中直人)は河原で石を売り始める。妻のモモ子(風吹ジュン)と息子の三助を養わなくてはならないと思っているが、漫画は描けず、商売に手を出しては失敗続き。石のオークションに参加すれば失敗して持ち出しになる始末。助川と家族のエピソードを、とぼけた味わいでつづる。 つげ義春の同名漫画を原作とした、竹中直人の監督デビュー作。ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、毎日映画コンクールでは竹中のスポニチグランプリ新人賞などを受賞した。