「抑圧はいずれ反発を招く」イランの現状憂える 「第三次世界大戦」
東京国際映画祭コンペティション部門に出品されているイラン映画「第三次世界大戦」。来日を予定していたホウマン・セイエディ監督らは、政府に対する抗議運動に関与したとして出国を禁じられ、出演したマーサ・ヘジャーズィが単独来日。尊厳を踏みにじられる個人の怒りが爆発する結末に、自身も「衝撃を受けた」と振り返る。 ヒトラー役に抜てきされたエキストラ 来日を断念したセイエディ監督と主演のモーセン・タナバンデとは、毎日連絡を取り合っているそうだ。「2人とも日本が大好きで、とても残念がっています。いつか日本で映画を作りたいと伝えてと頼まれました」 映画はこんな物語。イランで撮影しているヒトラー映画の...
勝田友巳
2022.11.02