全身にブツブツ髪の毛ギトギトから人間らしい働き方へ テレビ制作現場は変化の兆し放送作家、野々村友紀子さん
「日本映画制作適正化機構」(映適)による映画の「作品認定制度」が4月、始まった。長時間労働や「セクハラ」「パワハラ」の横行が指摘されてきた業界の状況改善を目指す取り組みに、同じ映像制作を担うテレビの現場から、エールが送られている。放送作家で、自らも情報番組などに出演する放送作家、野々村友紀子さんにその理由と、自らが身を置いてきたテレビ界の「働き方改革」の現状を尋ねた。 テレビ界の「空気」変われば ――「映適」の設立を、どう思いますか。 働く環境の改善を訴えたくても、周囲の反応を恐れて言えない。テレビ業界には昔から、そんな「空気」が漂っていました。映適ができて「じゃあ、テレビはどうす...
屋代尚則
2023.6.07