木の上の軍隊
原案は、沖縄県伊江島で2人の日本兵が終戦を知らずにガジュマル木の上に身を潜め、2年間生き延びたという実話から着想を得た作家・井上ひさしが遺したメモ。2013年に、こまつ座&ホリプロ公演として初演され、その後、「父と暮せば」「母と暮せば」と並ぶこまつ座の「戦後〝命〟の三部作」と位置付けられ、繰り返し上演されている作品の映画化。監督・脚本は、「ミラクルシティコザ」(2021年)を手がけた沖縄出身の平一紘。全編沖縄ロケ、伊江島では実際に生い茂るガジュマルの木の上で撮影がおこなわれた。ダブル主演は、宮崎から派兵された厳格な少尉を堤真一、沖縄出身の新兵を山田裕貴が演じている。 太平洋戦争末期、戦況が悪...
製作年 2025年 監督:平一紘