Valentyn Vasyanovych
「バレンチン・バシャノビチ」記事件数
クラウドファンディングで資金募る 3月29~31日、東京・渋谷で、ウクライナ映画の緊急上映会が企画されている。バレンチン・バシャノビチ監督の「アトランティス」(2019年)、「リフレクション」(21年)の2作品。日本では劇場未公開だが、ウクライナとロシアとの緊張関係を背景にした作品だ。 19年の東京国際映画祭のコンペティション部門で「アトランティス」が上映された縁で、当時の同映画祭プログラミングディレクター、矢田部吉彦さんの元に、ポーランドのセールスカンパニーから「作品の上映を通して支援しないか」との呼びかけがあったという。矢田部さんは有志を募り上映を企画。字幕制作などの経費をまかな...
ひとシネマ編集部
2022.3.15
ミッキーマウスが初登場した「蒸気船ウィリー」(1928年)のあと「白雪姫」(37年)から昨年の「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」まで、61作ものディズニー・アニメーション映画を生み出してきたウォルト・ディズニー・カンパニーが1923年の創立から100年となった。100周年を記念して製作されたアニメーション映画「ウィッシュ」は、ディズニーの長い歴史に敬意を払い、数々の作品からインスパイアされて生まれたアイデアを生かした独創的なドラマチックミュージカルだ。 物語のキーワードは、<願い>と<星>。「ピノキオ」(40年)で歌われて以来、ディズニー・ソングとして有名な「星に願いを」を例に挙げる...
金子裕子
PRウォルト・ディズニー・ジャパン
2023.12.08
舞台はロシアとの戦争が終結したあと、2025年のウクライナ・ドンバス地域。戦争で深いトラウマを抱えた元兵士、セルヒーが、土中に埋められた身元不明遺体の発掘、回収に従事するボランティア団体の女性、カーチャと出会い、生きる意味と向き合っていく。 ©Best Friend Foreve
ロシアによるクリミア侵攻が始まった2014年、ドンバスの戦線で親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の捕虜になった外科医の男、セルヒーが、そこで悪夢のような非人道的行為を経験する。首都キーウに帰還後は、娘、ポリーナとの交流を通して失った日常を取り戻そうとする。 ©Arsenal Films, ForeFilm