Valentyn Vasyanovych
「バレンチン・バシャノビチ」記事件数
クラウドファンディングで資金募る 3月29~31日、東京・渋谷で、ウクライナ映画の緊急上映会が企画されている。バレンチン・バシャノビチ監督の「アトランティス」(2019年)、「リフレクション」(21年)の2作品。日本では劇場未公開だが、ウクライナとロシアとの緊張関係を背景にした作品だ。 19年の東京国際映画祭のコンペティション部門で「アトランティス」が上映された縁で、当時の同映画祭プログラミングディレクター、矢田部吉彦さんの元に、ポーランドのセールスカンパニーから「作品の上映を通して支援しないか」との呼びかけがあったという。矢田部さんは有志を募り上映を企画。字幕制作などの経費をまかな...
ひとシネマ編集部
2022.3.15
欧州連合(EU)各国の最新の話題作、秀作を集めた「EUフィルムデーズ2023」が6月2日、東京・京橋の国立映画アーカイブで開幕する。日本未公開の作品を中心に、なかなか見ることができない国の最新作もそろえたヨーロッパ映画の大規模な特集上映だ。今年は開催20周年の節目となり、昨年に続きEU加盟全27カ国が参加。東京・京都・広島・福岡の4会場を巡回する。今回は昨年加盟候補国となったウクライナの「ルクセンブルク、ルクセンブルク」など2作品を特別上映するのも目玉の一つ。EU加盟前の国の作品を上映するのは極めて珍しい。 世界中の人たちに共通するテーマ 今回のコンセプトは「映画でつながる、ヨーロ...
鈴木隆
PR パンドラ
2023.5.31
舞台はロシアとの戦争が終結したあと、2025年のウクライナ・ドンバス地域。戦争で深いトラウマを抱えた元兵士、セルヒーが、土中に埋められた身元不明遺体の発掘、回収に従事するボランティア団体の女性、カーチャと出会い、生きる意味と向き合っていく。 ©Best Friend Foreve...
ロシアによるクリミア侵攻が始まった2014年、ドンバスの戦線で親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の捕虜になった外科医の男、セルヒーが、そこで悪夢のような非人道的行為を経験する。首都キーウに帰還後は、娘、ポリーナとの交流を通して失った日常を取り戻そうとする。 ©Arsenal Films, ForeFilm...