みやけ のぶゆき
監督/脚本「世の中にたえて桜のなかりせば」(2021年)
主演の宝田明が2022年3月14日に急逝した。張りのある透き通った声や穏やかな語り口は遺作となった本作でも変わらない。終活をアドバイスする老紳士を演じ、妻や孫世代にも優しく、ダンディーでハンサムな映像を残し旅立った。 不登校の女子高校生、咲(岩本蓮加)は同じアルバイトの敬三(宝田)と、余命わずかな人や危険が伴う職業の人の終活相談を受けていた。ある日、敬三から病気の妻と以前一緒に見た桜の思い出を聞き、探しに出かける。 若いころから憧れだった桜を題材に映画を撮りたいと宝田が企画。当初から、女子高校生が主演、茨木のり子の桜の詩の引用、一部がタイトルでもある在原業平が桜を詠んだ和歌、自身の出演を盛...
2022.3.31
不登校の女子高校生、咲(岩本蓮加)は同じアルバイトの敬三(宝田)と、余命わずかな人や危険が伴う職業の人の終活相談を受けていた。ある日、敬三から病気の妻と以前一緒に見た桜の思い出を聞き、探しに出かける。 ©2021「世の中にたえて桜のなかりせば」製作委員会