Jean-Pierre Léaud
1944年5月27日 生まれ
「幸福」(1965年)や「冬の旅」(85年)を手がけたヌーベルバーグ左岸派の巨匠アニエス・バルダが、40歳を迎えたをジェーン・バーキンをインタビュー。彼女が自身の30歳の誕生日を回想する間に、バルダのジェーンに対するイメージがビビッドに展開する。その空想は、犯罪映画の妖婦、サイレントシネマの凸凹コンビ、モンローのような男たちのファンタジーの対象、よくあるメロドラマの恋人たち、西部劇のカラミティ・ジェーン、ターザンとジェーン、そしてジャンヌ・ダルクへと、ジェーンのイメージを自由自在に拡張させていく。一方で、セルジュ・ゲンズブールや娘たちとの日常が綴られるセミドキュメンタリー作品。 2023年7...
ゴダールの二番目の妻となるアンヌ・ビアゼムスキーを初めて起用し、夏のバカンスの最中にアパルトマンに集って毛沢東主義をはじめとする新左翼の思潮について勉強会をする若者たちの生態を描いた本作。戯画的なフィクションでありながら、テロリズムによる暴力の是非をめぐる議論が真剣に交わされるなど、翌1968年の五月革命を予見したと言われる作品の限定リバイバル上映。 ©Gaumont