「幸福」(1965年)や「冬の旅」(85年)を手がけたヌーベルバーグ左岸派の巨匠アニエス・バルダが、40歳を迎えたをジェーン・バーキンをインタビュー。彼女が自身の30歳の誕生日を回想する間に、バルダのジェーンに対するイメージがビビッドに展開する。その空想は、犯罪映画の妖婦、サイレントシネマの凸凹コンビ、モンローのような男たちのファンタジーの対象、よくあるメロドラマの恋人たち、西部劇のカラミティ・ジェーン、ターザンとジェーン、そしてジャンヌ・ダルクへと、ジェーンのイメージを自由自在に拡張させていく。一方で、セルジュ・ゲンズブールや娘たちとの日常が綴られるセミドキュメンタリー作品。
2023年7月16日にジェーン・バーキンが急逝して1年。「ジェーン B.とアニエスV. 〜 二人の時間、二人の映画。」として、「アニエス V.によるジェーン B.」「カンフーマスター!」の2作品がデジタルレストア・日本語字幕新訳版で、特別追悼リバイバル上映される。
©︎ CINÉ TAMARAS / ReallyLikeFilms 2024
公開日: 2024年08月22日
アニエス V.によるジェーン B. デジタルレストア版
予告編を見る:
監督 :
出演 :
脚本 :
原題:Jane b. par agnes v.
1987年 /フランス /99分
配給 :
公式サイト: https://www.reallylikefilms.com/janeetagne
新着記事
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」
東京国際映画祭を変えた安藤裕康チェアマンは元外交官にして「銀髪の映画青年」だった
二宮和也、莉子ら新キャストを得てパワーアップ! タイを舞台に事件を追う「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」