Leos Carax
1960年11月21日 生まれ
映画監督、脚本家「ボーイ・ミーツ・ガール」(1983年)監督・脚本「汚れた血」(1986年)監督・脚本「ポンヌフの恋人」(1991年)監督・脚本「アネット」(2021年)監督・脚本「IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー」(2024年)監督・脚本
レオス・カラックス監督10年ぶりの新作は、ミュージカルだ。「汚れた血」「ポーラX」など寡作ながら鮮烈で独特の映画を作る鬼才の、独創的音楽悲劇である。 人気絶頂の舞台芸人、ヘンリー(アダム・ドライバー)がオペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)と電撃結婚し、アネットが生まれる。そこから始まるヘンリーの転落物語を、カラックス監督は独特の語り口と映像を駆使し、スパークスの楽曲に乗せてつづってゆく。 冒頭の録音スタジオ、カラックスのキューで「さあ始めよう」と歌い始めたスパークスの2人は、立ち上がって歩き出す。ブースから出るとドライバーやコティヤールも加わり、建物を後にして歌いながら町の中を進む。...
2022.4.07
パリの現代美術館ポンピドゥー・センターで企画されたレオス・カラックスの展覧会で、「いま君はどこにいる?(Où en êtes vous, Leos Carax?)」というポンピドゥーからの問いへのアンサーとして制作された本作。第77回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門で上映され、日本での公開に先立ち、2025年3月20日から23日にかけて開催される横浜フランス映画祭2025での上映も決まっている。
コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)とオペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)が結婚、アネットが生まれた。ヘンリーの変心で不仲になった夫婦は船旅に出かけて嵐に遭い、海に落ちたアンをヘンリーは見殺しにした。アネットは光を浴びると美しい声で歌うようになり、ヘンリーは世界中で公演して人気を得る。アネットを人形で表現し、セリフを歌で表現するミュージカル。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。 ©2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Im...