Rock Hudson
1925年11月16日 生まれ
俳優「セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身」(1966年)
2002年に他界するまで40年間にわたってハリウッドで活躍したジョン・フランケンハイマー監督は、「フレンチ・コネクション2」(1975年)や「RONIN」(98年)、以前に本コラムでも紹介した「ブラック・サンデー」(77年)など、数々の男臭いアクション映画を世に送り出した。この活劇派の鬼才が築き上げたフィルモグラフィーには、〝パラノイア3部作〟と呼ばれる奇妙な味わいのスリラー映画が含まれている。 キーワード 〝もうひとつの人生〟というパラノイア 朝鮮戦争での共産主義勢力による洗脳の恐怖をテーマにした「影なき狙撃者」(62年)。東西冷戦下の国際情勢を背景に、米軍部の反政府クーデター...
高橋諭治
2023.10.11
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
PR東宝
2025.3.10
中年の銀行員アーサー・ハミルトンは、ある企業によって、死を偽装し整形手術で顔を変え、画家、トニー・ウィルソンとして第二の人生を与えられる。整えられた環境に不満を抱いたアーサーは、さらなる刺激を求めるのだが……。
妻のラバーン、整備士ジッグスとともに飛行ショーで生計を立てている第一次大戦の英雄ロジャー。彼らを取材した新聞記者バークは、愛憎が複雑に絡み合うこの〝ファミリー〟にのめり込んでいき、ラヴァーンと心を通わせるようになる。 2025年3月28日(金)〜4月17日(木)の日程で、YEBISU GARDEN CINEMAで開催される「ダグラス・サーク傑作選」にて上映。 日本公開:1958年
石油王として名高いハドリー家の会社で働くミッチは、放蕩者の御曹司カイルと幼馴染み。カイルの妹マリリーはミッチに恋焦がれているものの、ミッチはカイルの新妻ルーシーに密かに思いを寄せていた。ルーシーのためにアルコールを断ち、生活を改めようとしていたカイルだったが、自分が子供を産めないと知って自暴自棄になり、やがて悲劇が訪れる。 2025年3月28日(金)〜4月17日(木)の日程で、YEBISU GARDEN CINEMAで開催される「ダグラス・サーク傑作選」にて上映。 日本公開: 1956年
郊外の邸宅に住む未亡人のケリーは、成人した子どもたちが家を出て、親しい友人たちと付き合いながら、静かに1人で暮らしていた。ある日、若い庭師のロンと出会う。最初は言葉を交わす程度だったが、やがて真剣に愛し合い結婚を考えるようになる。しかし知人や子供たちから理解されず、悩んだ末に別れを切り出すが…。 2025年3月28日(金)〜4月17日(木)の日程で、YEBISU GARDEN CINEMAで開催される「ダグラス・サーク傑作選」にて上映。