今日の海が何色でも
タイ南部の海辺の町で出会い、自然と惹かれあっていく2人の女性の姿を通して、環境問題やアート、宗教感やアイデンティティへの葛藤を映し出す。監督・脚本は、本作が初長編監督作となる パティパン・ブンタリク。 本作の前に手掛けた環境ドキュメンタリーで取材した、ソンクラー市のピーラ市長が暗殺されたことをきっかけに本作を制作を決意。そこに自身の社会活動家としてのバックグランドや幼少期の記憶などを重ね、一編の作品を紡いだ。 タイの南部の町ソンクラーは、高潮に侵食され、かつての美しい浜は護岸用の人工岩に置き換えられている。その町の保守的なイスラム教徒の家庭で生まれ育ったシャティは、親に結婚を急かされていたが...
製作年 2023年 監督:パティパン・ブンタリク